ついに最終回を迎えた新三銃士。
途中で見られなかった回もあったとはいえ、最後まで面白かったと思います。
特に、ネックレスを取ってくるいわゆる三銃士の先まで話を進めた点は良かったと思います。まあダルタニアン物語はたしかダルタニアンが死ぬまであるわけですが。それはさておき。
しかし、最終回の凄さは、以下の2点。
- 電気ショックで生き返るバッキンガム公
- 猿と猫の子供
さすが、犬の惑星に飛んでいって終わる新八犬伝の伝統の血を引くNHK人形劇。綺麗に終わっておしまいかと思いきや、とんでもない展開で終わりますね。
しかし、本当に「女性関係の失敗」が多い作品です。そもそも「猿と猫の子供」にしても、「意外なカップル誕生」と素直に喜んでいい話なのか。もしも、猿がネコを妊娠させることなどできないと思うなら、実は別の父親がいるとかいう深読みも不可能というわけではないし。
一方で、割と女性関係で問題の多かったボナシューやポルトスが割と幸せな結末なのも意外。
脱アニメのマイルストーン的作品か §
結局、世の中が圧倒的に「アニメ」であることへのアンチテーゼとしての価値は大いにあったと思います。別にアニメじゃなくても「人形劇でいいじゃん」的な感想が残ったのも事実であるし。しかし、放送時間が一定しなかったのは難点だったかも。手間が掛かりすぎてコンスタントに放送するのが難しかったのかもしれませんが。